SmartJCL
JCLエラーゼロ
SmartJCLは、スケジューラー (IWS、A-AUTO、Control-M) インターフェースを有したJCLチェッカーです。
他社のツールと比較して使いやすく、他システム上でJCL検証を行えるリモートチェック機能など、有効な機能を豊富に有しています。
導入メリット
- JCLエラーをゼロにすることができます。
- 導入、使い方の習得は簡単です。
- z/OSのJCLに関わる機能変更は随時対応しています。
- 社内独自ルールを設定することができます。
製品の特徴
製品の詳細
基本構文チェック
JCLのステートメントやパラメータといった基本構文のチェック機能です。
存在チェック
カタログに基づくデータセット/プログラムの存在チェック、およびカタプロのチェックを行う機能です。Db2およびIMSのサブシステムにも対応しています。
IBMユーティリティコントロールカードチェック
IBMユーティリティのコントロールカードのチェックを行う機能です。
代表的な対応ユーティリティは以下の通りです。
- IEBCOPY
- IEBGENER
- DFSORT
- IDCAMS
- IEHPROGM
セキュリティチェック
JCL実行ユーザーID、参照データセット名、DISPパラメータの組み合わせで、アクセスレベルのチェックを行う機能です。
VOLUMEスペースチェック
アロケーション先のVOLUMEスペース情報をチェックし、不足している場合はエラー結果を出力する、x37ABENDを防止する機能です。
リモートチェック
他のシステム上の資源でJCLチェックを行う機能です。
例えば、本番環境から切り離されたテスト環境で本番資源相当のJCLチェックを行うことができます。
あらかじめ定義されたIPアドレスのホストへJCLが転送され、JCLは本番環境上でチェックされますが、結果はテスト環境に戻されます。
そのため、開発担当者が本番環境へのログオンすることなく、より正確なJCLチェックを行うことができます。
ユーザー独自ルールチェック(REXXインターフェース)
ユーザーのJCL標準に基づき、JCLチェックを行う機能です。
EXITを作成し易いようにREXXによるカスタマイズ機能がパッケージ化されています。
REXXインターフェースを使用することで、以下を始めとした全てのJCL要素にアクセスすることができます。
- ステートメント
- パラメータ
- SYSINデータ
- コメント
リフォーマット
JCLの記述をパラメータ毎に改行して見やすく整列する機能です。
リフォーマットすることで読みやすくメンテナンスしやすいJCLに変更することができます。
また、リフォーマット時には併せてJCLチェックを実施するため、構文等の誤りも検出可能です。
JCL変換(チェンジ・ファシリティ)
指定したルールに基づき、JCLの変更を行う機能です。
JCL単体でも一括でも変換を行うことができます。
三大スケジューラ完全サポート
SmartJCLは以下のスケジューラインターフェースをもっています。
- IWS
- A-AUTO
- Control-M
これらのインターフェースにより、それぞれのスケジューラの変数を置き換え、ジョブの実行順序をシミュレーションしてJCLチェックを行います。
そのため、複雑な本番処理でも正しい順序でテストすることが可能です。
動作環境
OS:z/OS
(IBMが現在サポートしている全バージョン)IWS:8.2以上