リリースノート
SmartJCL V3.2
発行日
2014年2月3日
製品名
バージョン
V3.2
主な改善点
- カタログシミュレーション除外データセット指定機能の拡張(JCL Checker)
従来、除外データセットはパラメータメンバーに直接記述する必要がありましたが、「EXCLUDED-CATALOG-FILE(JCK-ECAT=)」の追加により、外部 PO メンバーに定義した ECAT-DSN= の一覧を参照できるようになりました。
- ユーザープロシージャライブラリ指定機能の追加(JCL Checker)
新パラメータ 「USER-PROC(UPROCDD=/UPROCDS=)」により、ユーザー定義の PROCライブラリの中から最優先で検索されるデータセットを指定できるようになりました。
- PROC ライブラリ指定でのシステムシンボル対応(JCL Checker)
「PROCDS」パラメータで、システムシンボル「&SYSNAME」、「&SYSPLEX」、「&LPAR」 を使用可能となりました。
これによりシステム環境に応じたPROCライブラリの動的な指定が可能です。
- サマリーメッセージリスト出力制御機能の追加(JCL Checker)
新パラメータ「WRITE-SUMMARY-MSG-LIST(WSML=Y|N)」により、JCK/RCK 編集マクロで表示されるサマリーメッセージリストの出力有無を制御できるようになりました。
- メッセージ抑止条件パラメータの拡張(JCL Checker)
メッセージ抑止定義ファイル(JCKMSXI)において、新たに「PROCNAME」、「SYSPLEX」、「LPAR」パラメータを追加しました。これにより、プロシージャ名や実行環境(SYSPLEX/LPAR)単位でのメッセージ抑止が可能となります。
- メンバー検索順制御機能の追加(JCL Checker)
新パラメータ「MEMBER-SEARCH-ORDER(MSOID=/MSODS=)」により、DDステートメントで指定されたデータセットが該当する場合、同一 MSOID に定義されたライブラリを指定順に検索することができるようになりました。
- チェック対象ステップ数制御機能(JCL Checker)
大量のステップを含むJCLをチェックする際に、チェック対象とする EXEC ステップ数を制限するためのパラメータ「STOP-ON-EXEC-NUMBER(SOEN=)」を追加しました。
- 動的アロケーション DSN 変換定義機能(JCL Checker)
Remote Check 実行時に、環境差異(LPAR やシステム構成)に応じてデータセット名を変換したい場合に、SmartJCL Remote Server における動的アロケーション時のデータセット名変換定義を外部データセットで指定可能となりました。
- INCLUDE 文の変更リスト保持制御(JCL Checker)
REXX Interface 実行時に、INCLUDE 文を変更済みステートメント一覧に含めるかどうかを制御するパラメータ「SRI-KEEP-INCL-IN-MODLIST(SRI-KIM=)」を追加しました。
- DFSMSdss コマンドチェック制御(JCL Checker)
DFSMSdss を利用したバックアップ/リストア処理を含むJCLをチェックする際に、SYSIN 内のコマンドをチェック対象とするかどうかを制御するパラメータ「CHECK-ADRDSSU-SYSIN(CDSS=)」を追加しました。
- CA-PANEXEC 管理モジュール対応チェック(JCL Checker)
CA-PANEXEC により管理されているロードモジュールをチェック対象とするかどうかを制御する「CA-PANEXEC-EXIT(PANEXEC=)」パラメータを追加しました。
- 変更ステートメントのメッセージ出力位置制御(JCL Checker)
SmartJCL による JCL 自動修正(SJC)実行時に、変更内容を反映した JCL を出力する設定 WNL=N を指定した場合、変更されたステートメントに対するチェックメッセージの出力位置を制御するパラメータ 「WNL-MSG-TO-MODIF-STMT(WMMS=)」 を追加しました。
- 変更メンバーのみ出力制御(JCL Reformat)
JCL Reformat 実行時に、変更があったメンバーのみを出力ファイル(JUPJCLO/JCKJCLO)に出力するかどうかを制御する「WRITE-ONLY-SJC-CHANGED」パラメータを追加しました。
- 新コマンド 「SET_MEMNAME_BY_JOBNAME」 の追加 (Change Facility)
Change Facility実行時にメンバー名とJOB名が異なる場合、メンバー名をJOB名と同一のものに変更するコマンド「SET_MEMNAME_BY_JOBNAME」を新たに追加しました。