Syncsort MFX
高パフォーマンスなソートユーティリティ
SyncsortMFXはアプリケーションを変更することなく、即時的なコスト削減を実現します。従来のSORTユーティリティDFSORTと比較し、 CPU時間とELAPS時間を大幅に削減します。
導入メリット
- CPUコストを削減することで、WLCによるMSU課金を削減
- 夜間バッチの処理時間を短縮、SLAの順守を実現
- 増加するデータ量に伴うSORTWORK不足によるABENDの回避
ZSORTの活用
- IBM z15サーバーで利用可能な新しいソート・アクセラレーター(ZSORT)をサポートしています。
導入事例
三井住友カード株式会社
キャッシュレス化により直面した課題「CPU使用量の抑制と処理時間の短縮」
高速処理ソリューションが大きな成果をあげた
高速処理ソリューションが大きな成果をあげた
製品の特徴
DFSORTとの互換性
- JCLの変更不要
- SORTコントロールステートメントの変更不要
- SORT Exitの変更不要
- SORTを呼び出しているプログラムの変更不要
DFSORTと比較しCPUパフォーマンス向上
- SyncsortMFXを導入した場合CPU時間、ELAPS時間を最大40%削減
- SyncsortMFX+ZPSaverを導入した場合CPU時間を最大99%削減
Syncsortが速い理由
①独自のソートアルゴリズム
②効率的なメモリ管理
JOB実行時のシステム状況や処理内容を考慮して、その都度最適なメモリを動的に割り振ります。GDSM*1機能を使用するとさらなる効率化が見込まれます。*1 GDSM機能常駐タスクを使用して中央ストレージの可用性およびDASDの使用率を継続的に監視することで、最適なソートワークデバイスの選択によってソートおよびシステムのスループットを向上させます。
③効率的なソートワークの利用
DYNALLOC*1機能によってソートワークに最適なスペースを自動で確保します。使用スペースの削減に加え、スペース不足による異常終了を防ぐことができます。*1 DYNALLOC機能 SORTWORKの作業スペースが不足した際に自動で追加スペースを割り当て、異常終了を防ぎます。
④最新のI/Oメソッドの活用
Syncsortはz/OSの最新のI/OメソッドであるPAV*1、MIDAW*2、zHPF*3をフルに活用することができます。I/Oの効率化に伴うさらなる性能向上を実現します。*1 PAV 同一ボリュームに対して並列アクセスを実現し、I/Oにかかる時間を短縮します。*2 MIDAW I/Oに対する命令量を減らし、メモリーとチャネル間でのやりとりを削減します。*3 zHPF I/O管理の処理をDS8800にオフロードし、処理を高速化します。
⑤zIIP機能の活用(option)(効果:CPUのオフロード)
zIIP機能を導入した場合、CPUのオフロードを行うことでSyncsort単体に比べてより高いパフォーマンスを発揮します。
製品開発の歴史
45年以上一貫して革新的な製品開発投資を継続しており、DFSORTよりも先行して機能追加を行っています。