リリースノート
Syncsort MFX、ZPSaver R2.1 サポート終了(EOS)のお知らせ
発行日
2021年3月4日
バージョン
R2.1
内容
Syncsort MFX for z/OS および ZPSaver Suite R2.1について、開発メーカーによる保守サポートが2021年12月31日をもって終了します。
サポート終了後もR2.1はご利用可能であり、既知の問題についてはサポートいたしますが、新しい問題が発生した場合はその対応のために最新リリース R3.1へのバージョンアップが必要になる可能性があります。R2.1をご利用中のお客様はR3.1へのバージョンアップをご検討ください。なお、弊社のサポートポリシーについては、下記リンク先からご確認ください。
現在ご利用中のリリースとTPFレベルは、Syncsort MFX、ZPSaver実行時の各JOBLOGに出力されるメッセージWER169Iでご確認いただけます。
WER169I RELEASE 2.1 BATCH 0539 TPF LEVEL 9.0
「RELEASE」の後にリリースレベル、「TPF LEVEL」の後にTPFレベルが出力されます。
R3.1の機能ハイライトは以下の通りです。
1.SORTWORK暗号化に対応
2.SORT EXIT E15および35のブロックサポート
3.特定のケースにおけるパフォーマンスの改善
z/Architectureを活用したパフォーマンスの向上施策はR2.1より既に開発済です。
・zHPF Exploitation
・zIIP Exploitation
・MIDAW Exploitation
・PAV Exploitation
4.PARMオプションの追加
・OPTELAP
・SWCRYPT
・ZIIPPCT
5.機能拡張に伴うメッセージIDの追加
6.累積PTFの適用
R2.1からR3.1にバージョンアップするにあたり、廃止機能や構文非互換はありません。
したがって、既存のJCLを変更する必要はございません。
ご不明な点やご質問などありましたら、弊社カスタマーサポートへお問合せください。
対象環境
R2.1をご利用中のユーザー
新バージョンの適用方法
・パラメータ移殖に際し、現行のパラメータ設定値を確認するため、パラメータ情報が記載されたSYNCLISTと呼ばれるレポートを搬出いただく必要があります。
Syncsort MFX,ZPSaver導入環境にて、SYNCLISTを出力するサンプルJCL(下記参照)を適宜修正の上実行し、結果のJOBLOGをテキスト形式で搬出いただけますようお願いいたします。
//JOBNAME JOB (ACCOUNTING-INFO),MSGCLASS=A
//SYNCLIST EXEC PGM=SYNCLIST,PARM=’,SYNCTST’
//STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=SYNCSORT.MFX.R21.SYNCLINK
// DD DISP=SHR,DSN=SYNCSORT.MFX.R21.SYNCRENT
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSLIB DD DISP=SHR,DSN=SYNCSORT.MFX.R21.SYNCLINK
// DD DISP=SHR,DSN=SYNCSORT.MFX.R21.SYNCRENT
・R2.1のライブラリが存在する環境でバージョンアップ作業を実施し、R2.1とR3.1を共存させる場合は、以下の点を考慮いただく必要があります。
・R2.1とR3.1でデータセットのネーミングを変更する
・R3.1用のユーザーSVC番号を用意する(R2.1用とR3.1用に、ユーザーSVC番号がそれぞれ必要です)
現在ご利用中のバージョンに割り当てられているユーザーSVC番号は、SYNCLISTでご確認いただけます。
* SVC = 201
SYNCLISTのパラメータSVCの項目に、現在ご利用中のバージョンに割り当てられているユーザーSVC番号の値が出力されます。
その他、バージョンアップ作業については当社にご相談ください。