VELOCI-Raptor
JCL、PGMを変更せずにI/Oを最適化するJOB高速化ツール
バッチ遅延の対策は、CPUの増強やスケジュール・JCL・PGMの修正が主な方法です。
しかし、これらの対策方法はCPUコストの増加や、変更作業が発生し、ハードルが高いものです。
VELOCI-Raptorは、バッチ遅延対策のハードルを下げる製品です。
VELOCI-Raptorとは
JCL、PGMを変更せずにI/Oを最適化するJOB高速化ソリューション。CPU時間削減、ELAPS削減を実現します。
- JCLやPGMの変更は不要
- 動的にバッファを最適化しI/Oを効率化し、ELAPS時間、CPU時間を削減
導入メリット
- MLC削減
- WLC削減
- バッチウィンドウ縮小
導入効果
- VSAMバッチ処理 ELAPS時間最大90%削減
- QSAMバッチ処理 ELAPS時間最大85%削減
- BSAMバッチ処理 ELAPS時間最大85%削減
VELOCI-Raptorバッファ最適化
- VSAM、Non-VSAM(QSAM、BSAM)をサポート
- データセットの状況に応じて常に最適なバッファ数を選択
- データセットサイズ
- データセットの内部構造
- アプリケーションのアクセス方法
- バッファは16MB境界(31bit)より上に配置
- Regionサイズも動的に調整し、バッファサイズ増化に伴うRegion不足によるABENDを抑止
VELOCI-Raptorの仕組み
- アプリケーションのアクセス方式に合わせて最適なVSAMバッファ方式を動的に選択(NSR/LSR)
(ランダムアクセス → LSR、順次アクセス → NSR)
- 最適なVSAMバッファカウントを動的に選択しI/O回数(EXCP)を削減
- VSAMコントロールブロックおよびバッファを16MB境界(31bit)より上に配置
- バッファサイズを最適化し、単一のI/O要求でより多くのデータをバッファに先読みしELAPS時間を短縮
- ブロックサイズを動的に最適化し、I/Oを効率化
VELOCI-Raptorの適用方法
- 簡単なインストールで透過的に実装
- JCL、PGMの変更は不要
- VELOCOI-RAPTORのパラメーターで処理対象を選択
- JOB
- STEP
- DD
- PGM
- DSN
動作環境
OS
- z/OS バージョン2.3以降
- ISPF バージョン3.3以降
システム要件
- ロードモジュールライブラリーのAPF登録
- STC登録
- 約30KBの共通域(CSA)
必要DASD容量
- 20 CYL程度 (3390タイプ)
- 製品関連データセットで使用する容量