Softdate
日付と時刻のシミュレーション・ソフトウェア
Softdateは、日付シミュレーションソフトウェアです。メインフレームアプリケーションを、マシン日付ではない任意の日付および時刻で実行やテストを行うことができます。Softdateは日付変更に関して、柔軟な設定を可能としております。日付処理に関わるさまざまな例外条件を、ジョブ、プログラム、ユーザーID、アプリケーション、サブプログラムなどの条件を組み合わせてシミュレートすることができます。シミュレートする値は、特定の日付/時刻か、相対(+/-)を指定可能です。また、複数条件を持つことができ、IPLは必要ありません。他へ影響を与えることなく、Softdateは日付変更をかけたいものにだけ適用させることができます。
主な機能
- ジョブ毎に日付、時間の設定が可能
- 本番アプリケーションのグローバルタイムゾーンの仮想化
- z/OSのクラスタ間でマルチプラットフォームのテスト
- Java言語およびz / OSのWebSphereApplication Server(WAS)、CICS、バッチおよびIMSアプリケーションとの統合
- Parallel Sysplexサポート
- z / OS、CICS、IMS、Db2ストアドプロシージャ、WebSphere Application Server(WAS)サポート
- COBOL、PL/I、C、C++やJava、アセンブラをサポート
導入効果
- 月末、半期、年度末などの、アプリケーションロジックに重要な日付と時刻でのアプリケーション動作のテストおよび検証が可能
- 日付、時刻管理の複雑さを低減
- タイムゾーンが異なるアプリケーションのためのLPAR分割が不要により、コストを削減
- 類似のソフトウェアに比べて省資源で高パフォーマンス
実績例
消費税率変更に伴う対応
2019年10月に消費税率が10%に引き上げられました。今まで消費税率8%で動いていたプログラムが10%に切り替わっても正常に稼働するかのテストが必要でした。Softdateをご利用いただくことで、消費税率変更に関連のあるプログラムだけを切り替え日に設定してシミュレートすることができました。
グローバルタイムゾーン対応
日本だけでなく、海外でもアプリケーションを提供している場合、時差が存在するためにそれぞれにシステム日付を持つようLPAR分割が必要です。しかも、LPARが複数あることによって管理もより複雑になります。Softdateは端末単位での指定、相対時間での設定ができるため、現地時間対応のためのLPAR分割が不要となります。
動作環境
OS:
z/OSサブシステム : 全てのバッチ、CICS TS、IMS TM (FastPath含む)、UNIX Systems Services (USS)、TSO、WebSphere Application Server
データベース : Db2全バージョン (64ビット、31ビット)、 ネステドDb2ストアドプロシージャー
言語:LE環境 (C、C++、COBOL、PL/I、Fortran、Assemblerなど)
Java:IBM 64-bit SDK for z/OS Java 2 Technology Edition V7.0.0, V6.0.1. V6.0.0 and V5.0.0.
IBM 31-bit SDK for z/OS Java 2 Technology Edition V7.0.0, V6.0.1. V6.0.0 and V5.0.0.