QuickSelect
Db2に対するアクセスを高速化するツール
QuickSelectは、Db2に対するアクセスを高速化するツールです。Db2の同じデータに対するアクセスをキャッシュし、CPU、I/O、レスポンスタイムを改善することで、その結果、Db2のバッチ処理時間の短縮、CICS、IMSにおけるオンラインの応答時間の改善が図れます。
主な機能
- 繰り返し実行されるSQLの結果をキャッシュ
- キャッシュが利用された場合データベースへの接続、キューイング、ロック、バッファリング、データの取得等の一連処理が不要
- アプリケーションの変更不要
- 複雑なSQLの解析不要
- キャッシュすべきSQLとテーブルを調査・解析
- キャッシュの対象となる推奨テーブルリストを作成
- テーブル更新を検知する仕組みを装備
- Db2Plex環境下のデータ共有にも対応
導入効果
- 同じテーブルに頻繁にアクセスしているプログラムのCPUやI/Oを削減
- オンライン・アプリケーションのパフォーマンス向上
- バッチ・ジョブの実行時間を短縮
- DB2が他の要求を処理可能
- アプリケーションの修正やデータベースに対する深い知識は不要
Quickselectのメカニズム
SQLクリエ実行1回目
たとえ結果が同じでも毎回Db2にアクセスしている
SQLクリエ実行2回目以降、全く同じSQLクエリを繰り返し実行した場合
QuickSelectがキャッシュしたSQL結果を返すため、Db2の処理がなくなりパフォーマンス向上
日中にオンラインでデータベースを更新し、夜間バッチでそのデータベースを何度も照会するユーザーに最適です。
Quickselectパフォーマンス
動作環境
OS:z/OS
(IBMが現在サポートしている全バージョン)Db2:V8~