P-Tracker
資源管理に必要な情報を提供
メインフレームシステムは常に視える状態であることが重要です。しかしソフトウェア資産、モジュールの生死判別を行う場合長い期間と莫大なコストがかかります。また実際に棚卸を進めるにあたって、SMFデータだけでは情報が不足し調査の長期化につながります。
P-Trackerはいつ、誰が、どのロードモジュールを、何回呼び出し、ロードモジュールの呼び出し元までの情報を長期間蓄積する製品です。P-Trackerで蓄積したプログラムの使用状況データと弊社別製品XINFOのユーザースキャナーを併せて分析することで効率的な生死判別が可能となります。
主な機能
- TSO、BATCH、IMS/DC、CICSといった各システムのモジュール稼働状況をリアルタイムに監視・記録
- システム、ユーザーアプリケーション、ISVのパッケージ、ミドルウェア等の以下情報をレポート
- いつ
- 誰が (userid)
- どのJOB名で
- どのロードモジュールを
- 何回
- どのロードモジュールからどのロードモジュールを呼び出したか - 監視、収集しレポートするデータ項目は、P-Trackerが提供するISPFパネルからユーザーにてカスタマイズ
P-Trackerの稼働環境イメージ
システムのLOAD,LINK,ATTACH,XCTL,STOWによる各ロードライブラリからのロードモジュールの呼び出しをいつ、誰が、どのプログラムからどのプログラムを呼び出したかを正確に記録します。
情報収集の方式は、IBM標準のSAFインターフェース、あるいは、システムコールをインタセプトし情報を収集します。
得た情報をアドレス空間のデータスペースに蓄積し、ポストプロセスのJOB(PPJOB)によりログデータをヒストリカルに蓄積します。
データの格納先は、順次データセット、または、順次データをDB2のテーブルへロードし、分析が可能です。
P-Trackerのログファイルのイメージ
P-Trackerが収集したイメージを順次ファイルに出力した場合の例
収集されたログはテキストデータとして、または、標準で提供されるDB2ロード用のJCLによりDB2に登録し参照が可能になります。
導入効果
- モジュールの稼働実績を1か月~1年蓄積することで通常棚卸にかかる人的コストと調査期間を大幅に削減し、継続的に正確性を維持することが可能です。
- 不要なモジュールを把握することでメインフレームシステムのスリム化に繋がりメインフレームシステム自体のコスト削減が出来ます。
動作環境
OS:
z/OS