リリースノート
Napoleon V3R0M021
発行日
2023年9月19日
製品名
バージョン
Napoleon V3R0M021
主な改善点
SPF画面での編集時、Napoleon ISPF起動時にテンポラリーデータセット(userid.PDSnTMP.SOURCE)を削除します。
このテンポラリーデータセット(userid.PDSnTMP.SOURCE)が何らかの理由により削除できなかった場合に起き得る問題の修正。
問題の詳細
PDSnのnはISPFのセッション番号を示しています。
Napoleon ISPFではセッションごとにテンポラリーデータセット(userid.PDSnTMP.SOURCE)が作成されます。
編集時にセッションごとに作成されたテンポラリーデータセット(userid.PDSnTMP.SOURCE)内にメンバーをコピーし、それをもとに編集画面を表示します。
Napoleon ISPFを起動しているセッション用に作成されたテンポラリーデータセット(userid.PDSnTMP.SOURCE)がNapoleon ISPF起動時に何らかの理由により削除できず、古いバージョンのメンバーが残っていた場合、編集画面起動時に古いバージョンのメンバー内容が表示されます。
古いメンバー内容が表示された状態でSAVEコマンドを押下すると古いメンバー内容で上書きされます。
この問題のため以下の修正を行っています。
修正内容
Napoleon ISPF画面起動時にテンポラリーデータセット(userid.PDSnTMP.SOURCE)が削除できなかった場合に警告メッセージを出力します。
メンバーの編集画面を開く際、テンポラリーデータセット(userid.PDSnTMP.SOURCE)に古いバージョンのメンバーが残っていたとしても最新のメンバーで上書きされるようになります。
メンバーの編集画面でSAVEコマンド押下時に、テンポラリーデータセット(userid.PDSnTMP.SOURCE)内のメンバーのレベル番号と現在のメンバーのレベル番号に違いがあった場合にエラーメッセージが出力されSAVEコマンドが取り消されます。
対象環境
Napoleon V3R0
適用方法
送付されたXMITファイルをRECEIVEし、展開されたライブラリ内の新規モジュールを既存のモジュールと入れ替えてください。
ユーザーモジュールに静的LINKしている場合は、RE-LINKもお願いいたします。